【初心者バンドマンのための】アー写とは?
「アー写」という言葉を聞くことがあると思います。
文字で見るぶんにはなんとなく予想がつくかもしれませんが、会話の中に出てくると「あーしゃってなんだ……」と思っている方もいるかもしれません。
今回は、アー写についてのあれこれを解説していきます。
アー写とは?
アー写と聞くと皆さんは何を連想するのでしょうか。
バンドマンや音楽好きにはおなじみのこの言葉ですが「アート写真」の略だと思われている方も少なくないはず。
アー写とは、「アート写真」ではなく「アーティスト写真」の略です。
こういった自然な感じの写真もあれば、下のアー写のように芸術的な写真もあります。
アー写とは、そのアーティストのプロフィール写真のようなものです。
バンドを始めたらまずアー写を作りましょう。
アー写は大切な存在
アー写はプロフィール写真のようなものだと言いましたが、とても大切な役割をしています。
上の写真のように、フェスやイベントなどでアーティストが発表されたりするときにアー写が使用されることも少なくありません。
これは規模は関係なく小さなイベントでも同様です。
写真ひとつでそのバンドがどういう音楽をしているのか、ひと目で判断されたりします。
ですので、アー写を撮るときは自分のバンドの個性をしっかりと把握してから撮るのがいいでしょう。
ポップで原色感の強いものはパンク系に多かったり、影の比率が多いものはロック系に多かったりと、ある程度ジャンルごとのパターンがうっすらとあります。
例えば、バラード系の曲が多いバンドが、ポップで原色感の強い写真をアー写にしていると、パンクバンドと間違われたりしてしまう可能性もあるので慎重に考えましょう。
アー写とジャケ写の違い
アー写と似ている言葉でジャケ写と言うものがあります。
アー写とは、アーティストのプロフィール写真のようなもの。
ジャケ写とは、CDジャケットの写真のことです。
CDの表紙になっていたり裏面は歌詞カードになっていたりするもののことですね。
上の写真はロックバンド、SHIMAです。
SHIMAのこのアルバムの場合は、アー写とジャケ写が同じポーズなので、個性的ですぐに「SHIMAのものだ!」とわかりやすいです。
ちなみに、CDジャケットが魅力的だという理由でCDを購入することを「ジャケ買い」と言います。
アー写の撮り方
アー写は自分のバンドの顔になるわけなので、やはり魅力的なものの方がいいです。
まずはメンバーとどんな写真にしたいのか、バンドのイメージ、どこで撮るか、どうやって撮るかなどを話し合いましょう。
ナチュラル系、ファンタジー系、アート系、ポップ系、違和感系など、撮り方は十人十色です。
プロのカメラマンに撮ってもらうのか、友達に撮ってもらうのか、自撮りで撮るのか、なども写真の世界観を作るには重要な選択肢になってきます。
アー写は新しく変えることも可能ですが、あんまりコロコロ変えているとバンド自体を覚えてもらいにくくなるので、ある程度の期間は変えない方が定着率が期待できます。
最後に
自分の好きなジャンルのバンドのアー写はすぐに目につきます。
「このバンドはどんな音楽だろう?」と思いながらも、「多分好きな音楽だろうな」と思って聴いてみたりします。
バンドを始めたての方は、自分のバンドの個性をふんだんに詰め込んだ最高の一枚を撮って活動できるといいですね。
ライタープロフィール
フェス大好き女子
今江瑞希
中学時代に親友に聞かされたBUMP OF CHICKENにハマりまくり音楽に目覚める。
高校時代の先輩にメロコアの世界へと導かれまんまと心酔。
当時付き合っていた彼氏の影響をモロに受け当時から現在まで10-FEETの大ファンに。
毎日ウィッグとにらめっこした美容師時代を卒業し現在はスタジオ、ライブハウス、ブライダル音響のスタッフとなり毎日新しいバンドを探し漁る毎日。
年中フェスとライブに出回っているのにもかかわらずツーステができないポンコツキッズです。