コードが変わるだけでメロディの聞こえ方が変わる!コード進行の基礎知識
以前2回にわたってダイアトニックコードについて勉強しましたが、今回はいよいよ実践です。
前回:ダイアトニックコードの機能「主要三和音」「代理コード」とは?
ダイアトニックコードを使ってコード付けをしていきましょう。
コードの付け方
今回、私が作りました曲で実際にやってみましょう。
コードをつけていない状態だとこのようになります。
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さて、問題はコードを付けるときにどのようにしていこうかということです。
楽譜は「ドレミファソラシド」のみでできていますのでキー(調)はCメジャー、もしくはAマイナーが考えられます。
Cメジャーの場合
この曲をCメジャーの曲として完成させてみましょう。
使うのはCメジャーダイアトニックコードです。
一番最初の小節は「ミレド」の音でできています。
この場合Cメジャーコードを入れるのが無難だと思います。
Cメジャーのコードトーンがメロディの中にも2つ(ドとミ)入っているので、不協和に聞こえることはないです。
例えば、最初のコードをDマイナーコードにしてしまうとコードトーンの音は「レ」の音だけになるので、かなり合っていない印象が出てきます。
このようにメロディの音とコードトーンの音を一致させることが、コードを付けるときにポイントです。
この作業をこれ以降の小節に同じように当てはめます。
そしてできたのがこちらです。
それでは聴いてみてください。
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コード付けに正解はないので、あくまでも一例としてみてください。
Aマイナーの場合
使うのはAマイナーダイアトニックコードです。
順番は違いますが、Cメジャーダイアトニックコードとおなじです。
今回は最初のコードをCメジャーコードの代わりにAマイナーコードにします。
Aマイナーコードに代えてもドとミの音が入っているので、不協和には聞こえません。
これも同じように作業していき、できたものがこちらです。
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コードは、Am→E7→Am→G→F→C→Dm→Amです。
いかがでしょうか?
メロディは同じでもコードを変えてしまうだけで違う雰囲気を作れます。
最後に
コードの付け方の可能性は無限大です。
よろしければ今回の私の曲を練習台としてお使いください。
そしてコードが付けられたら他の人に見てもらうのも1つの手だと思います。
周りの音楽仲間、よろしければ私でも力になれることがあればご協力します。
次回からはコード付けにおけるテクニックを紹介していきます。
ライタープロフィール
キーボーディスト
佐々木祐
北海道札幌市出身。
19歳の時に専門学校に入学し、音楽理論などを2年間学ぶ。
キーボーディストとしても活動しております。
こちらの方で音楽理論の記事を作っていました。
ウェブサイト:http://mrpianoman0620.blogspot.jp
Twitter:sasasa_maegami