楽器が上達しない6つの原因とは?
楽器というのは、向き不向きがあったりして上達するスピードも人によって違ってきます。
まったく同じ楽器で、まったく同じ教則本を進めていたとしても微妙な差が出てきたりします。
今回の記事では「それらの差がどこから生まれてきているのか?」というテーマについて書いていきたいと思います。
原因1:分析力
うまい人は、自分の演奏を録音や撮影していたりして、どこを改善すべきかを探す作業を必ず行っています。
ちなみに僕の経験上、うまい人というのは、自分自身の演奏を分析しながら、時には謙虚に反省して改善していくという作業をしっかりおこなっている人が多いです。
原因2:人前で演奏する機会がない
バンドを組んでお客さんを呼んだりしたら、やっぱり良い演奏を聴かせてあげたいと思うものです。
そういった気持ちがあれば、いつもは見逃してしまうような細かいミスにも目が行くようになり、練習の質も上がりやすい状態になるでしょう。
ちなみに、これを応用した練習法が「人前で演奏するイメージ」を想像しながら練習する方法や「客席に好きな異性がいること」を想像しながら練習する方法があります。
しかし、そんな妄想で効果が上がるならラクなもんですが、実際は……(笑)。
ですので、演奏がある程度の形に仕上がればライブをしてみることをオススメします!
ライブハウスのスタッフさんから誘ってもらうブッキングライブの他にも、スタジオや楽器店主催のイベントのように応募すれば出られるライブもあるので探してみましょう!
原因3:プライド
完璧主義で先へと進みたがる人は、レベルの高いフレーズや複雑な練習法が大好きです。
それがうまくいけば良いのですが、レベルが高すぎて失敗した場合は一気に練習がはかどらなくなります。
でも、プライドが高いゆえに「練習法のレベルは下げたくない……」と考えてしまってなかなか先へ進めず、その間に抜かれていくパターンもあるんじゃないかと思います。
原因4:練習法の意図を理解していない
練習法というのは、それがどんなものであっても作成者がいたからこそ存在するものです。
ですので、その練習法が作られた経緯というものが必ずあるはずで、練習をする際には、意図を理解すると効果が上がりやすいです。
例えば、ドラムで手足を同時に鳴らす練習法があったとすれば、バスドラとスネアを同時に鳴らすよう意識して練習しますよね。
一方で、その意図を無視して譜面だけをなぞって叩いているだけでは、ちょっとズレていても気にならないし、なかなか改善につながりません。
原因5:手段の目的化
このケースは実は多いかもしれません。
例えば、レッスンを受けていて次の課題をもらったときなどです。
「これを演奏できれば、先生や親に褒めてもらえる」という感じで、譜面を理解しようとはせず、譜面をなぞることに集中してしまう……。
自分自身のスキルが上がることより、目の前の課題をこなすことが優先されてしまっているイメージです。
解決策としては、自分が本当に好きな目標を立てると良いかもしれません。
練習はあくまで目的を達成するための手段だということを理解しましょう。
原因6:目的が曖昧
楽器を演奏する目的は人によってさまざまで、趣味の範囲で楽しんでいる人もいれば、本気で取り組んでいる人もいますよね。
- 「趣味でやってるだけだから、大した目標などはない」
- 「楽しめればそれでいい」
と考えてしまう気持ちもわかりますが、目的がしっかりあった方が上達も実感できて面白いですし、自分のやりたい音楽と目標を慎重に決めて合致させた方がやる気も出てなおさら楽しいと思います。
結局、趣味とか本気とかいうのは「建前」でしかありませんから、どういう理由にしろ目標を定めて取り組んでいった方がより音楽を楽しめるのではないでしょうか?
最後に
以上で、6つの原因を挙げてみました。
これらを読んで、自分自身の気持ちと向き合ってみれば、もしうまくいかなかった時の軌道修正が速やかにできるかもしれません。
ぜひ参考にしてみてください!
ライタープロフィール
ドラマー
横田雄也
2015年でドラム歴10年になりました。
趣味は読書・漫画・アニメ・ピアノです。
何でも深く考える事が好きなのでいちいち思考に時間がかかってしまう面倒くさい人間です。
でも行動はさっさとやる……つもりで生きています(苦笑)。
あとインターネット上でドラムの演奏動画やレッスン動画も配信していますので詳細は以下からどうぞ。
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