【それは将来の仕事に活かされる】学生時代のバンド活動による6つの学び
「これから将来どんな仕事をしたらいいのか?」
「学生時代は音楽漬けだった…」
という方も多いのではないでしょうか。
決してその時間はすべて無駄というわけではありません。
もくじ
学生時代のバンド活動は無駄ではない
「高校時代、大学時代の軽音楽部や吹奏楽部、サークル活動」「部活には所属していないけどバンド活動している」現役で活動している方、過去活動していた方も多いと思います。
様々な業界で活躍されている社会人の方も「学生時代はバンドマンだった」なんて方も珍しくありません。
元バンドマンだった人も、音楽以外の分野でのお仕事で多数活躍されていることが多いのです。
160以上のショップ、1,200以上のアパレルブランド、ファッションサイト「ZOZOTOWN」の運営会社、スタートトゥデイの社長 前澤友作さんは、元バンドマンです。
まったく目指していませんでしたね。中学2年生のときにバンドを結成し、将来は音楽の道に進みたいと漠然と考えていました。
実際、高校卒業後にはインディーズバンドとして活動を始めました。
起業のきっかけは、自分たちのライブ会場での物販です。
ライブ会場には、CDやTシャツなどを販売するスペースがあります。
その物販スペースで僕が趣味で集めていた輸入レコードやCDを販売したんです。
それが商売の始まりですね。
好きなことしてるととんでもなく忙しくても楽しいです。ただ健康第一でお願いします。 https://t.co/xbJ493uZ1B
— 前澤友作┃お金配り&事業作り (@yousuck2020) February 13, 2016
株式会社nanapiの元CTOで、Supership株式会社で勤務されている和田修一さんも大学時代にバンド経験されています。
高校の時にギターを始めて、大学時代もずっとやってて。
バイトもしていたのですが、そのお金全部音楽につぎ込んでましたね。
ほんと音楽にどっぷりの学生生活でした。
仕事ってマラソンみたいなものだと思うんです。トレーニングしてなくても、1kmだけを4分で走れる人はいると思うけど、それを42.195km継続するためにはトレーニングはいる。仕事も同じで、一時的に早く走れてもそれを継続できるかがやっぱり大切だと思うんですね。
— wadap / アルCTO (@wadap) August 5, 2015
バンド活動や部活動を行う中での何気ない日常、好きなことに注ぐエネルギーは決して無駄にはならないと筆者は考えます。
バンド活動 = その経験が将来にどう繫がっているのか?
今回は6つにまとめて考えてみました。
【それは将来の仕事に活かされる】学生時代のバンド活動による6つの学び
バンド = チームで動く
バンドのみならず、学生の場合は、サークル、部活動は、チームが主体となって動きます。
そこで経験するのが、掲げた目標・目的の中で、仲間とのコミュニケーション、一つ一つの一緒になって困難を乗り越え、考え分かち合うこと。
これらは将来のお仕事の現場でも必ず必要となってくる「学び」になることでしょう。
例えば、先輩・後輩の上下関係なんかもチームならではのことだと思います。
一言ではまとめきれないですが、チームで動くには必ず「自分の役割」があるわけです。
バンドはそれぞれのパートの「役割」の集合体=チームです。
どんな「自分の役割」を果たしたのか?
チームの他のメンバーの役割は?
ここがポイントとなってきます。
イベント・ライブ = 企画
学生時代のバンド活動の中で行うイベントやライブの企画は、会社に所属したり将来の仕事現場の中で必要となる様々な企画と通ずるところがあります。
企画(きかく)とは、議論の過程の一つで特に単発的な新規の事柄を計画することや、その議論によって行われる催し物。
その動作は「企画する」と動詞形で呼ばれる。
人数は一人または複数人で行われる。
催し物のうち、 多くの時間を経て企画され、事前に行われるための準備を要する。
また商業活動における、新製品やキャンペーンに関しても企画と呼ばれ、立案から実行の直前までのプロセスを指す。
商業活動には必要不可欠な要素である。
企画を専門に行う部門を持つ会社もある程である。
事業作り、会社作り、キャンペーンと言った場面でも、アイデアや過去の経験からの改善などが必要なることが多いのです。
制作すること = 商品・製品の開発・製造
バンドでステージ持ち時間のセットリストを作成したり、作曲、レコーディングと言った部分は、まさに「商品・製品」「開発・製造」な部分です。
「問題把握・分析・整理」から始まり、様々な工夫や想いをカタチにするためには、それ相当の技術も必要になります。
ゼロから作り上げることは、たくさんのエネルギーが必要になってくると思いますが、これらを経験することは決して無駄にはなりません。
練習 = プロジェクトのスケジューリング
ライブ演奏は、決して一日では完成しません。
結成したバンド(チーム)で、ライブに向けた練習やリハーサルを計画したりを経験されたことありませんか?
まさにそれがゴールに向けたスケジューリングスキルです。
チェックポイントの設定や、納期や〆切、時間厳守と言った部分はこの部分ですね。
これらはどのような場面でも、必ず必要となるでしょう。
楽しませたい = サービス
もっといい曲を聞かせたい・見せたい。
「音を楽しむ」音楽はこれが根本にないと成り立ちません。
難しく考えなくても、音楽を奏でること自体にもうサービス精神が含まれているのです。
「人々を感動させたい」と言う思いが、モチベーションを生み出しよいサービスへとアウトプットされることでしょう。
続けた経験 = 何事にも生かされる
ライブ活動や練習を続けたその経験は、将来必ず大きいものへと変換するときがやってくるでしょう。
もちろんゴールに向かって改善する中で「諦めること」「辞めること」も選択していくときもあるかもしれません。
中途半端に終わらせないで「どうやったら続けられるか」を考えることが大切になります。
最後に
ただ「勉強する」ためにやっていては面白くありません。
一度、音楽の根本に立ち返り「楽しませる」精神をベースに、音楽のその先にあるものに向かって「自分たちも楽しむ」ことが大切なのかもしれませんね。
学生時代のバンド活動をわたくしたちは応援しております。
これから就活、将来付きたい仕事がある、バンドオンリーでいく!という方にとっても、少しでもヒントになれば幸いでございます。
また忘れたときに読み返してもらえたらと思います。
ライタープロフィール
スタジオラグ
中尾きんや
スタジオラグスタッフ
ウェブサイト:https://www.studiorag.com
Twitter:kin_kinya