現役バンド女子が語る!ステージ衣装の選び方
バンドの印象って音はもちろんのこと、見た目がめちゃくちゃ大事ですよね。
自分たちを表現するためにはファッションはとても大切なポイントです。
バンドのコンセプトによって、衣装の選び方は異なるかと思います。
今回は、男の中で生きるバンド女子ならではの衣装選びについてつづります。
もくじ
女ってだけで目を惹く(ひく)
ガールズバンドだと話は違ってくるかと思いますが、男女混合のバンドの場合、女性って目立ちます。
ボーカルのみ女性だったらそれでOK!なんですが。
私はメンバー5人中女性が自分のみのバンドで活動しています。
しかも私はベーシストなんです。
アマチュア時代にも男性に混じっていろいろなバンドをやってきました。
ライブハウスのブッカー(ブッキング担当)や先輩に「出過ぎ」と言われることが多々ありました。
ボーカル以外の楽器が1人目立つとバランスが悪いと。(MCもしていないし、でしゃばってるつもりはないのです)
メンバー全員で衣装の色を合わせてみたり、ボーカルより前に出ないようステージングに気をつけたりいろいろ試しました。
そんな中、見出した自分だけ浮かないための技!
- ボーカルの衣装に入ってる色を自分も取り入れる
- 周りの楽器陣と衣装の色をそろえる
- 男みたいな格好をしてみたり
といろいろやってみた末。
「どうしたって紅一点は目立つんだ!」「目立ってなんぼじゃないですか」「悪目立ちしたとしてもそれで記憶に残ってもらえればOKだぃ!」と考えを変えました。
「どうしたって女だし、女でありたいし、着たい服を着たいんじゃ!」
むしろ女を武器にして覚えてもらえればOKなんです。
結果、私は好き勝手に着たい衣装を着ています。
今はバンドメンバーにも恵まれまして、周りも個性が強いので悪目立ちはせずキャラクターになったように思います。
女の武器は使うべし!
昨今女性のバンドマン人口がどんどん増えていますね。
そんな中、楽器を弾ける女子がプチブームになっているのを知っていますか?
- ギター女子
- ベース女子
- ドラム女子
女性が楽器を持ってるだけで注目される時代です。
ありがたや、ありがたや。
先にも書きました通り過去には悪目立ちしないよう気をつけていたこともある私ですが、今では最近のブームにもあやかりまして「私はベース女子だぜぃ!」と目を惹く(ひく)ために女の武器をフル活用しております。
「せっかく持ってる武器は使わにゃ損!」
- スカート or 短パンで足を出す
- 胸元を開ける
- 背中を出す
ターゲットは男性のファンだけじゃないのですよ。
女性でも肌色が多いと気になるものです。
肌を見せることに抵抗のないバンド女子はバンバン出したらいいんじゃないでしょうか。
より確実に目を引きます。
しかし、露出には注意点が2つあります。
ただの露出狂にならぬこと
「女の武器だー!」っと肌を出してステージに立っていたら、ただの露出狂になってしまいます。
見た目を記憶に残しただけで終わってしまわないように、もう1つ驚きポイントを作ることが重要です。
「男に負けないものすごい楽器のテクニックがある」
「男に負けない力強いステージング」
などです。
パンツは見せるな
パンツが見えると一気にアホな子になります。
お下品ですのでね、スカートを履くときはちゃんと見えてもいいインナーを履きましょう。
油断してはいけないのが「短パンの隙間!」です。
私、ライブPVにパンツが写ってしまったことがあります。
気をつけてください。
露出しなくともパッと見で女だ!とわかる格好はオススメです。
同じ衣装を何度も登場させない
女の子の着てる服は印象に残りやすいです。
これはカジュアル衣装が個々に自由なバンドに限った話ですが、常連客が見たときに「いつもこれ着てるなー」ってなると侘しい(わびしい)です。
「東京、大坂では着たけど、名古屋ではまだこれ着てなかったかな?」なんて、同じ場所で同じ衣装にならないように気をつけています。
そうは言ってもお金はかかりますし、そう何枚も用意できないですよね。
上下の組み合わせを変えるとかアクセサリーを変えるなど、少し工夫すると変化が出せると思います。
ファンに「今日はどんな衣装なのかな?」と楽しみに思ってもらいたいのです。
そしてライブ撮影が入るときはなるたけトップスを違う物に変えると良いです。
イベント内容や対バンによって衣装を選ぶ!
ワンマンにはほぼほぼ自分の事を知ってくれてる人しか来ないので自分の好きな格好をすれば良いと思います。
意識したいのは対バン形式のライブに出演する時。
イベントの趣旨、他の出演アーティストによって衣装を工夫します。
アイドルや、かわいらしいガールズバンドと共演する時はいつもより色合いや形をかわいらしく。
「メタルバンドと共演する時は女感+メタルT」みたいな感じに他のバンドを目当てに来たお客さんにも興味を持ってもらえるよう、対バンに系統を普段より少し寄せます。
逆に男気あふれるハードコアバンドばかりのイベントに真っ赤なワンピースを着て行っても「何なんだあいつは!?」って目立てて良いかもしれませんね。
自分たちの企画ライブではド派手に
ワンマンやリリースイベントなど、自分たちが主催のイベントの時は主役なので気合いを入れましょう。
トリを飾る時は派手に、を意識しています。
ステージ下での衣装も重要!
私みたいなインディーズバンドですと、お客さんとコミュニケーションを取る時や物販をする時などイベント中フロアにいることが多いです。
- ステージでスカートを履くからフロアではジーンズ履こうかしら
- ステージは短パンだからフロアではロングスカートにしようかしら
とギャップも意識しています。
意味があるかはわかりませんが少しでもお客さんに楽しんでもらえればと思っております。
ライブ後は整えてからフロアに行こう!
私は女子力に欠けてるところがあるもので、ライブが終わってすぐ汗だくだくの髪ボサボサで物販に行って声を張り上げていたことがあったのですが、前に一緒にやっていたメンバーに言われました。
「メイクを直して、汗ひいてから来たら」と。
確かに確かに、来てくれたお客さんとお写真撮ったり、サインを書いたりするのにグシャグシャな顔じゃ嫌ですよね。
小さいライブハウスだと楽屋も狭くて、次に控えているバンドのために空けなくてはならないこともありますが、ささっとグロスくらい塗り直して女たるもの身だしなみを整えましょう。
自分らしさが1番大切
いろいろと語ってきましたが、何にせよ自分のキャラクターに似合う衣装が1番です。
女子のファッションは男子より幅が広いですし、変化がある方が楽しいですね。
私の衣装の選び方はこんな感じです。
少しでもバンド女子の皆様に参考になりましたら幸いです。
ライタープロフィール
ベーシスト・バンドマン
NaNa榎戸
ラウドロックバンド Reptile のBass。
コンテストモデル。
専門学校ミューズ音楽院卒業。
ラウドロックバンドReptileで全国津々浦々汗汁垂れ流してライブやってます。
1stアルバム「MAGIC」、2ndアルバム「Errorcode陰謀論」全国CDショップにて販売中。
全国のDAM、JOYSOUND MAX、F1にてカラオケ配信してます。
バカなことアホなことして日々楽しく生きたい。
ピンクとピカチュウが周りにあればHappy。
ウェブサイト:http://www.bassnana.net
Twitter:NaNa_Reptile
記事一覧