軽音サークルの先輩が新入生との距離を縮めるためのヒント
期待と不安が入り混じりながら、部活やサークルの門をたたく新入生たち。
大きな心でもって暖かくフォローしてあげるのが先輩のつとめですが、一方で新入生との付き合いに先輩だって不安はあります。
「後輩がなにを考えてるかわからない……」
「最近の若い者は……」
なんて嘆く前に、少しでも距離を縮めるためのヒントをご紹介していきたいと思います。
音楽サークル・軽音楽部で新入生と仲良くなるためには?
挨拶
これは、基本中の基本ですね!
いわれてから返すのではなくて、こちらから率先して声がけしていきましょう。
共通点を探す
初対面の人と接するときに何を話せばいいのかわからない人も多いのではないでしょうか。
そんなときは、共通点のある話題から入ることで会話がスムーズに始まります。
出身地や、住んでいるところ、好きなアニメ、漫画など、まずは気軽に聞いて見てください。
ただし、答え方が難しい質問は禁物です。
例えば「好きな音楽はなに?」などの質問だと、相手によってはすぐに答えられない場合があります。
そんなときは「最近行ったライブは?買ったCDは?」「ギターなに使っているの?」など、答え方がシンプルにできる質問のほうが望ましいでしょう。
まず1人から仲良く
入学したての後輩は、まだ友達も少ない中でいきなりたくさんの先輩から声をかけられたりすると、逆にストレスに感じてしまうこともあります。
まずは信頼できる1人の先輩として関係をスタートさせてみてください。
一緒に演奏するなどして、後輩が1人で不安に感じる時間を少しでも減らしてあげましょう。
趣味や誕生日を覚える
以前に会話したことを覚えてくれていると、急に親近感がわきますよね。
例えば、
「前いってた○○のことについて知りたいんだけど今度CD貸してよ!」
「前いっていたあのギターどんな音がするか知りたいから見せてよ!」
後輩から逆に教えてもらったりしても、お互いの距離が縮まるきっかけになります。
誕生日もプレゼントなんかなくても、覚えてもらっているだけですごく嬉しいはず。
後輩同士を仲良くさせる
特に入学したての時期だと、新入生はまだ周りに友達がいなかったり、話せる人がいなかったりして不安がいっぱいの時期です。
ここで先輩が率先してリードしていきましょう。
例えば、みんなで好きなアーティストのライブに行ったり、後輩たちを誘って一緒にバンドを組んでみたり、こちらからどんどんきっかけを作っていってあげましょう。
陰口を言わない
陰口をいっている人を見ていると「自分もこのようにいわれているのでは……?」と不安にさせてしまいます。
とくにSNSやネット上でも、気をつけたいところではあります。
グループでどうしても陰口の話で盛り上がってしまったときは、勇気を出して話を切り替えて、逆によいところをどんどん紹介しましょう。
メリハリをつける
むりやり後輩と同じ目線に立とうとしても、もしかしたら頼りない先輩のイメージを持たれてしまうかもしれません。
かといって、先輩風を吹かせてばかりでは距離ができてしまいます。
やはり大切なのは、先輩・後輩の距離を適度にキープしながら仲良くなることです。
そのためには、サークルや部活動ではアドバイスをしたり、時には熱意を持って指導したりと堂々と振る舞い、それ以外の時間では遊びに行ったり、食事にいったりラフに接する……など、このメリハリをつけることを意識してみましょう。
きっと後輩から頼りになる先輩になると思います。
最後に
とはいえ、無理せず自然体からスタートしましょう!
そして、ライブや発表会などで一緒に力を合わせて、良いものが生み出せるようになればと思います。
ライタープロフィール
スタジオラグ
中尾きんや
スタジオラグスタッフ
ウェブサイト:https://www.studiorag.com
Twitter:kin_kinya